私は祖母が大好きでした。いつもにこにこしていて優しく、よく遊んでくれました。その祖母がアルツハイマーによる認知症になってまるで別人のようになってしまいました。今は自宅ではなくグループホームという施設に入っているので会いに行くと、気分が良い時は笑って迎えてくれるものの私のことを分かっているのかいないのか、、、会話も成り立ちませんし、目もあまり合いません。ボーっとしているかと思えば急に不機嫌になったり、、、症状はどんどん進行しているようです。

私以上にきっと実の息子である父はショックでしょうからあまり家族にも私の気持ちは言えませんが、元気だったころの祖母に会いたいです。またもしかしたら両親もいつかそうなってしまうのではないかととても怖いです、、、、

私は父子家庭で祖母育てられました。そんな祖母も83歳になり同じくアルツハイマー型認知症ですが自宅で介護をうけております。日に日に衰えも感じるし、何より会話が噛み合わず子育てをしながらそんな祖母を受け入れることができず落ち込む毎日です。

特養のユニットにアルツハイマー型認知症の女性（８８歳）利用者はいましたがとても静で悲しげで物事を悟っているかのような女性でした。
何もかも分からないという感じではなく出身地や名前など大半な事は認知出来ていましたが記憶が薄れてゆくようなぼんやりした感じの不安などのオーラを感じる人でした。
認知症でも感情面は生きているので気持ちが通うような働きかけを自分なりにしてゆけば進行も遅らせる事は可能かもしれません。
面会に来てくれる家族がいてその事で刺激にもなり十分だと思います。
悪いのは失意の底に沈んで放置してしまう事だと思います。
貴方も前向きな気持ちで何か得ようとする事で気持ちの支えとして頑張ってほしいと心から思います。

介護には、「覚悟と腹を括る事」が不可欠です。
厳しい事を申し上げますが、kayanaさんを慈しんで下さった「優しいお祖母様」には、
もう会えない事を認め、現状を受け入れる事から始めて下さい。
今生きていらっしゃるお祖母様に対し、「大好きだった」と過去形にしてしまうのは失礼かと。
ご恩や愛情が有るのなら、話ができ無くても感情の起伏が激しくても、
人生の終盤を迎えようとしているお祖母様に寄り添ってみてはどうですか？

我が家は母方の祖父母と同居しており、亡き祖父は私の幼少時から具合を悪くしていました。
時を経て寝た切りとなった病身の祖父を１０年以上在宅介護し、学生だった私も、
食事介助や車椅子通院介助などを手伝っていました。
介護保険制度の無い時期でしたから、ケアマネも居らずデイサービスも無く、家族総出の介護です。
元気だった家族が弱り衰え、話す事すら出気無くなっていく姿を、
子供心にとても哀しく思っていた記憶がありますが。
生まれてきた以上は免れない自然の摂理、老・病・死を家庭内で経験した事は、
後々（両親の病身介護と看取り時）になり大きな助けとなりました。

介護＝認知症、とは限りませんが。
今はお元気であろうご両親もいずれ、時と共に老い弱り世を去る日を迎えます。
kayanaさんがお幾つなのかわかりませんが、成人していらっしゃるだろうと思いますので。
闇雲に「怖い」と尻込みせず、避けられない事実として受け止め、しっかりと見据えてほしいですね。
お祖母様のためにも、ご両親のためにも。

生きてくれている内が花、です。介護の先には、「別れ（死）」が有ります。
現在のお祖母様を受け入れずに「別れ」を迎え、少なからずの後悔を背負う事となるのか。
しっかり向き合って寄り添い支え、後悔少なく「別れ」を迎えるのか。
お祖母様から注がれる愛情を、沢山たくさん頂いて来たのではないですか？
その愛情に対し、ご恩返しする時期が訪れたのだと、考える様にしては如何でしょうか。

考え方を変えてはいかがでしょう？
私の母はたくさんいる兄弟の末っ子。
兄姉にこれでもかとかわいがられ育って
年を取ると「みんなが死んでゆくのを見送る役目」
に末っ子はなってしまうのです。
それがいやだいやだと、毎日のように言っていました。
その母が認知症になり、最愛の兄の葬式に行っても
それを認知できませんでした。
母が逝ったとき、嫌な事を知らずに済んだのだと思いました。
認知症のすべてが悪いわけではありません。
確かに別人のような様相にはなりますが
受け入れて会いに行ってあげてください。
あなたがだれか分からなくともいいのです。
問題はあなたやお父さんの「快」ではなく
お祖母様の「快」になるという事ではないでしょうか？

心が穏やかに出来るとすれば
それにふさわしいだけの何かが必要なのだと思います
アルツハイマーの勉強なのか
顔を見に行く事なのか
時間許さないの有れば、フォローしてくれる人への配慮なのか

辛いですよね。
アルツハイマーは病的には「アルツハイマー型認知症では大脳皮質、海馬の萎縮、および脳室の拡大が見られるようになる。」病気です。
脳が干からびてゆく・・感じかな？

想像して下さい。自分の脳が干からびていく。自分を支えてくれた記憶、周囲への認識、人間としての基本的行為の喪失がどんなものかを。
１番辛いのは認知症になった本人です、そして１番苦しいのは介護する家族。
kayana様の場合、祖母様は施設に入所している。「１番苦しい家族」の問題は解消しました。
だから、苦しい自分の気持ちではなく、祖母様の気持ちを労わる事を考えて下さい。
一生懸命生きた人生の最後で認知症という不運に見舞われた祖母様を労わり、優しくしてあげて下さい。

お婆ちゃんが孫を可愛がる時代は終わりました。
孫がお祖母ちゃんを労わる時代が来ました。
期待して7います。

残念なことですが、昔のお祖母様にはもう二度と会えません。
だんだん人間が壊れていくのが認知症です。しかも一方通行で、元に戻ることはありません。
また、ご両親がそうならないとは言い切れませんので、いつかそういう日がくるかもと準備を怠らないほうがいいでしょう。