昨日の日経新聞の1面に載っていましたので、抜粋します。
　厚生労働省は高齢者らの介護サービス計画を作る在宅介護支援（ケアマネジメント）で一部自己負担を求める検討を始める。今は全額介護保険でまかなっている。介護給付費の膨張を抑えるため、１割を自己負担にする案が浮上している。対象は介護保険利用者のほぼ半数で300万人を超える見通し。2018年度の介護報酬改定に合わせて導入を目指す。

ということらしいのですが、大体ケアプランが1件13000円程度だと思うので1割負担となれば1300円の負担になると思うのですが、利用者や家族がケアマネを見る目も変わってくるでしょうし、ケアマネの質の向上もあるかもしれませんが、わざわざ1割負担してまでもケアマネに頼まずに自分で作成する人も出てきて余計に介護給付費が増えるような気がするのですが。
どう思われますか？
高齢者が増えることは、予測できていたはずなのに今頃になってという感じを受けます。以前から1割負担を議論されてきましたよね。
誰のための介護保険なのか目的は何なのかずれてきているような気がしています。

ケアマネへの厳しい目が必要だからこそ、なおさら この様な制度にもなったのでしょう。
当然利用者や家族は ケアマネの見る目も変わってきます。
他と違い手を抜こうとすれば どれだけでも手を抜けるケアマネ。
ハンコ取りだけのケアマネは 自然淘汰されていくでしょう。

名前だけのケアマネは もういらない、という事。
どんどん、ケアマネの存在価値が問われるという事ですね。

何でもお願いを聞いてくれる御用聞きケアマネの方が家族にとっては良いケアマネで逆にアセスメントをして制度に沿って出来なものを出来ないと説明してはっきり断るケアマネに苦情がくるような世の中ですからね。
家族にとって「都合の良いケアマネ」が良いケアマネと勘違いしている人が多いです。

＞だったらもう介護サービスは受けない！」とわめきだすんだろうなあと思うと、頭が痛いですね。まあ、私が負担してお願いすることになるんでしょうけどね。

確かにそうですね。
国民年金でギリギリの生活されている方多いです。
それに世の中デフレ脱却で物価が上がってきているものも有ります。
それに加えて、今迄無料だったケアプラン料が毎月発生したら言われるようになるケースが増えると思います。

ただ、それに合わせて特に訪問介護サービスなど不適切なサービスを求めたり、不適切とは言わないまでもケアマネージャーとしては不必要に感じるサービス量を求める方も逆にいます。

当然担当ケアマネージャーはコンプライアンスに沿って適切な対応をされると思いますけど、中には「知り合いが○○事業所のケアマネさんに担当して貰っているけど、同じことして貰っている」とか本当か嘘か？疑う様な事を言われる方もいます（そういって反応を見ているようにも感じています）。
その様な方の中に、コストが発生した事でよりサービス利用に対しての権利意識を強める様になればさらにケアマネージャーの業務を悩ませることにも繋がりかねないと思います。

これからよりケアマネージメントの在り方に厳しい目が入って来そうですけね。
立場や職務内容等の他に、言われるような低年金受給者ケースや逆に権利を最大限主張されるケース様々な悩ましいケースがさらに悩ましくなるように感じています。

下記直近の匿名さんのおっしゃる通りなんでしょうけど、１３００円程度と年金生活者が思うかどうかは人によりけりなので、人によっては、そのお金を惜しむ人も出てきそうに思います。

近くのスーパーなど５個で一袋のじゃがいもの山は売れ残り、１個５０円のジャガイモの方はあったいう間に段ボール二箱分が消えてゆく様を間近で見ているので。

私も自分で作成しないと思いますが、かといって親が自分で支払う気になるかといえば、あの親なら、大騒ぎして「だったらもう介護サービスは受けない！」とわめきだすんだろうなあと思うと、頭が痛いですね。まあ、私が負担してお願いすることになるんでしょうけどね。

一長一短だな。
ケアマネージャーとしての活動や能力が問われると思う反面、利用者に悪い意味でのコスト意識が出来てしまうと、言いなりケアマネの急増状態に成ると思う。

利用料が無かったから対等に話が出来ていたケアマネも、利用料がは発生すると利用者・家族は都合の悪い事に対して「いう事聞いてくれないのだったら他のケアマネに頼む。」と言うケースが増えて来ると思うし、「いう事聞いてくれない」と筋違いな苦情を言うようになるケースも増えると思う。

今でさえ、御用聞きケアマネが多いんだから。

1300円程の負担を惜しみセルフケアプランの作成をするのは、正直割に合わないと思いますけど...
ケアプランを作るには事業者、保険者との連絡調整、書類作成、給付管理も自分で行う事になり、介護保険以外のサービスも個人で探すことになります。
メリットとして、真に自分に合ったサービスを自分で選択でき、自分で調べ介護保険に詳しくなれることは考えられますが身内に介護者を抱えながらでは負担が多き過ぎだと思いますが...
私ならセルフプランはやりません。
多分、介護関係者でもケアマネ業務をしたことがないからセルフケアプラン作成を軽く考えているのでは...

これにより、ケアマネさんの間では独立事業所を設立してケアプランの作成専門で飯が食っていけるのではないかと色めき立っているようです。
雇われているケアマネさんが、正当で法人の方針や売り上げなどに左右されない本当のケアプランを立てたいと切に願う方々も多いようです。

介護職の人は自分でケアプランを作成したいということでしょうかね。

それ以外の人達は１割払って頼まざるを得ないでしょうね。

むしろ「それなら介護サービスは受けなくていいや」という家族が増えそうですけどね。

不摂生が祟って要介護になったような者に、まともな計画作成ができる筈も無い。

>わざわざ1割負担してまでもケアマネに頼まずに自分で作成する人も出て
私も身内（例えば母、夫、姑）が要介護になれば自分でケアプランを作りたいと思います。

ただし、個人が作ったケアプランは誰が精査してくれるか・・気になります。不必要に要介護者に甘く自立を妨げるプランや逆に要介護者にキツ過ぎるプランも出そうです。

でも、マイケアプランを支援するコンサル業とかも出てきそうだし、大手の会社なら人事部にそういう部署を設けて、介護離職を防ぐ事を主眼にしたプランも立てられそうだし。いい事だと前向きに考えたいです。

みんながみんなケアプランを作成できないでしょう。
要介護者の高齢者たちが作れるとは思えないので。となると家族が作ることになりそうですが、現実には４０代５０代の嫁が担うことになるんでしょうかね。夫とか働いている人達はなかなかケアプラン作成とかしてられないんじゃないでしょうか。
別居してる子供世帯の場合も大変そうですね。

なんだか逆に介護難民が増えてゆく政策に思えてしまうのですが。