介護職をはじめとする介護業界の中の労働者と、さらに広げて社会福祉に携わる全ての労働者にとっての悩みは、仕事がストレスフルであるのに比べて処遇が悪い、もっとストレートにいうと給与が低いということだと思います。
自由競争な場における純粋な営利事業とは違い、介護保険であったり補助金であったり、そういう『お上が決めたこと』に我々の処遇も振り回されています。
では、我々の処遇を、我々自身の行動で改善していくためには、具体的にどういうことをやっていくべきなのか、ということを、ちょっと真剣に議論してみたいと思い、この文章を書いています。
「こういう方向で考えていくべきだ」とか、「いや、そうじゃない。むしろこっちのほうが有効」などのご意見がいただけたら幸いだと考えております。
みんなのコメント
0件シロ
2015/9/24こんにちは。(´・ω・`)
>我々の処遇を、我々自身の行動で改善していくためには、具体的にどういうことをやっていくべきなのか
個人的な考えですが、
「介護職員同士の横のつながりを強化し、何らかの協会・団体を作り、票田となる事で団体票と引き換えに政党に要望書を出す」
等の形が現実的では?、と思っています。
例えば【日本医師会】の場合は、代表の方が同協会サイトにて下記の表明をされています。
「日本医師連盟は、日本医師連盟規約第1条において、《本連盟は、日本医師連盟と称し、日本医師連盟会員相互の全国的連携・協調の下、日本医師会の目的を達成するために必要な政治活動を行うことを目的とする》とされており、日本医師会の考える医療政策の実現に向けて、日々努力しているところであります。」
日本医師会は「政治活動」を表明している団体だけ有り、シッカリと与党に議員を送り込んだ上で選挙協力もしている様です。
過去においては、厚生官僚との対決の際、《保険医総辞退、全国一斉休診(事実上のストライキ)を強行》等のアクションも起こしています。
その位に強い姿勢を持って、しっかりと主張と要求をしていける規模の団体になれば、『お上が決めたこと』に唯々諾々と従うのではなく、現場の介護職の意見を制度に反映させることも出来るかも知れません。
…ただ、医療職と違って出入りが激しいのが介護業界ですし、どこまで出来るかは未知数ですが…。
ちなみに介護職の場合は「日本介護福祉師会」という任意加入団体が有り、要望書・提言書等は一応出していますが、その数もそう多く無く…政治への意見反映という意味では存在感がイマイチです…;
また、介護職についていても《介護福祉士でない人は加入権が無い》上、任意団体ですし、元々が厚生労働省所管の団体だったので、其方と対立してまで上に意見を通す、という事は無さそうな印象です。
加えて、日本介護福祉士会は《入会資格は介護福祉士のみ、入会金 5,000円 年会費 3,000円、※上記金額のほかに都道府県介護福祉士会の会費が必要となります》と有ります。
現状では賃金水準が良くないのが介護職ですし、年に1万円払ってまで入りたいと思う方は少数では…と思ってしまいます。
上記の事から『新たな全国規模の介護職団体(政治活動有)を作り、社会福祉協議会等にも協力を仰ぎ、確たる拠点を全国に持ち、もっと活発に活動出来ればあるいは…?』という感じでしょうかね…?
介護福祉士以外の介護・福祉職の方や、自宅介護をしている一般の方も、無料~低額の料金で加入できる団体であればなお良い、と思います。
まあ……福祉を名目によく分からない方々に団体ごと乗っ取られたり、要求もろくに通らないのに票田にされて選挙活動協力をさせられるだけになったりするのでは、本末転倒ですけれど……(´・ω・`)たこいち
2015/5/14介護に限らずサービス業全般に言えることだと思いますが、変形労働時間制それ自体に問題がありそうですよね。
例えば
夜間勤務形態、始業時間 16:00 終業時間 翌10:00 休憩時間 2時間 所定労働時間 16時間 という勤務形態が認められていますが、普通の企業では8時間の間に休憩をはさまず勤務する、ということはありませんからね。
30年くらい昔、メーカーに勤務した経験がありますが、週休2日制ではありましたが祝日分のお休みはありませんでした。確か年間休日107日だったと思います。上場企業だったんですけどね。
そういう時代を経て今があるので、介護の世界のみならず、まずは変形労働時間制のあり方に、本当にこれで労働者の心身の健康が守られるのかを幅広く議論してゆける社会になると良いですね。
残業時間
深夜時間
夜間勤務
16:00
翌10:00
2時間
16時間
0時間
7時間
CHINO
2015/5/13介護で少ないのは給与だけではありません。公休が少ない。
4週8休が普通です。最近は月8日!という所もあります。
そして365日、24時間営業。
デパートや量販店も同じですが、従業員の方は土日+祝日分のお休みを取れているのではないか・・・と。
余剰を入れない人数で運営すれば、お休みは取れません。風邪引いても出なきゃならない。
(先日夜勤前、突発的に8度8分の熱がでました。でも行きました。勤務場所は突然変更できるほど人がいない)。
夜勤ー明けー夜勤ってシフトもあります。
業務内容は日々スタッフで話し合い改善をはかっていますが、勤務日数だけは・・・。
時々、利用者だけで1日やってくれないか・・と思う時があります。
介護施設がお休み数を一般企業と同じにすれば、給与体系をかえなくとも、もっと働く人が増えると思います。たこいち
2015/5/13カイゴ屋というサイトで包括的に整理された給与情報が載っています。
それを見る限り、特に低収入という印象は受けませんでした。
給与体系に問題があるというより介護職の人の平均勤続年数が少ないことに問題があるのでは? 一つのところで三年未満、以後、いろんな施設を転々と就業、ではいつまで経っても賃金は上がら無さそう。
確か別スレッドでも施設で10年勤務の人が年収は400万くらいになっています、と書いていましたが、勤続年数10年で年収400万くらいになるのなら十分、普通だと思います。サラリーマンの平均年収は405万と言われてますからね。たこいち
2015/5/13>しかし一般には成果主義だから、
一般はな。介護保険は違うと言った筈だが。たこいち
2015/5/13基本的にはまず労働組合を作ること。
というと、そう簡単にできるか、と言い出す人がいますが、実はできます。
それからちゃんと労働基準法や組合法についての知識を持つこと。
法律は法律を知っている者の味方ですから。
志を持ち、法律を知り、業務改革をする。しかし良いとこどりはできないという覚悟も必要です。たこいち
2015/5/13いずれにしても、今後は介護報酬は年々減らされて行くことは目に見えていますので、それに代わる財源を模索して行かねばなりません。
例えば、営業時間を通常どこも9時から18時位が普通ですが、15時ぐらいから24時までの営業時間であるとか。この時間帯に営業しているところは極端に少なく、需要は増す一方です。ここにビジネスチャンスがあろうかと思います。
こういう事例もあります、訪問介護事業と同時に配食サービスと併用をしているとか。
旅行業の免許を取り、外出支援と観光サービスを合わせたものだとか。
幾らでも無限大に在り、創意と工夫を重ねて考えていく事が永続的な事業の継続と利用者の利便性や快適性につながろうかと思います。
許認可の問題や保険の適用や適用外等の諸問題はありますが、前例がなくとも開拓精神で切り開いていく事こそが重要です。
介護保険の財源に頼り切った財務体質の改善と、どこもやっているような同じ運営では生き残れないことは確かです。
何か特化したものを持つという事が生き残りのカギを握るとは思います。たこいち
2015/5/13それにしても、前向きなご意見が無いのには、何ともお粗末に感じます。これでは議論になりません。
[なかなか、インテリジェンスを求めても良い返答があるかどうかは難しいようです。]というご意見通り、不平や不満や愚痴ばかりで何ら良い策も講じれません。
各々ご自身で起業でもして、より良い事業者に成りたいとも思わずに、良い条件で雇われようとするだけ。
せっかく良い意見があっても、これらの愚劣なコメントで掻き消されてしまい非常に残念です。
1年ほど前に、介護福祉士の試験会場で人がいっぱい居ましたが、
まるで、人生の敗残者の群れのような一種異様な光景に思えました。
今時では、ドキュンと呼ばれている様子。少しはまともなご意見も聞きたいものですし、碌なコメントはご勘弁。たこいち
2015/5/13副業したらいいと思う。
いつ実現するかもわからない介護職の待遇を向上させる為に
何かしらの活動を行うエネルギーがあるなら、
副業でお金稼いだほうが効率がいいと思います。たこいち
2015/5/12しかし一般には成果主義だから、質の高い介護を提供できないなら評価されないので低賃金になる、ではないのかな? と思うけど。
一般企業でも成果を出せない社員は昇級しないからねえ…。たこいち
2015/5/12介護の給与が低い事だけでは問題にはならない。碌な金も出さないくせに、介護に求める質だけが日増しに高くなるのがおかしいだけ。そんな虫のいい話は無い。金を上げる前に質を上げろとの勘違いした意見を良く聞くが、介護保険に限っては全く当てはまらない。利用料金はサービスコードで決まっており、質によって変動する仕組みではない。(加算を取れる条件が質の向上と無関係な事は周知の事実)
このまま低い給与で構わないから、世間もそれに見合った成果で諦めろ。給与が低いと文句言う奴も、職業選択の自由があるのだから、辞めちまえばいい。誰かに強制されて仕事をしている訳でもあるまい。じゃなけりゃ、貰った金の範囲で働けばいい。『こんなに働いてるのに給与が安い』みたいな、恩着せがましい事を言うな。
成り手が消えて介護が立ち行かなくなったとしても、辞めた奴らの責任じゃない。みんなが辞めちまうような待遇で良いと判断した、社会の結論。つまり世間の大半が望んだ結果が訪れるだけ。たこいち
2015/5/11誰でも出来る仕事だが、誰もやりたくない。或いはやろうとしない。
でも、今の世の中にはとても必要。そんな職業は世の中に溢れています。
なまじ、介護保険と言うものがあるから、頼り過ぎているのも現状だし、確実に収入源として入ってくるから頼りにしてしまう。
お金のある人は、実費負担の比率を上げて、そうでない者は、介護保険の比率を上げるというのであれば、公平性大だと思います。
儲けたければ、お金持ちの評価が高ければキャッシュバックはあり得ると思う。たとえ実費負担でもお金を出すのでは。たこいち
2015/5/11ストレスない給与の良い仕事紹介して下さい...世の中にそんなのそうそうありません
またこの手の方々は責任は負いたくないけど給与は欲しいみたいな方も散見されます
同じ業界を転々しているだけで口は達者に
内で言えば10年で年収400万越えていますが
休みも多く単価にすれば悪いとは言えませんたこいち
2015/5/11誰でもできる仕事=質を問わないと言っている訳ではないのでは?
単に介護士は国家資格だろうが、介護士にしか認められていない業務等 ないでしょう。
それが、誰でもできる仕事といわれる理由です。
他の国家資格、例えば医療従事者には、その免許を持つ者しかできない、業務独占がある。それは大きな意味を持ち、ひいては、それが社会では いろんな事に反映されている
というわけです。
だから どんなに、介護保険の財政が潤っても それだけでは、ダメでしょう。さらに介護士も名称独占ではなく 業務独占にならないと。
でも介護士にしか認められていない、業務はないのです。でも、名称独占だろうが何だろうが、大切な業務に変わりはないです。
他の方の言う通り、納得できないなら、実力あればいくらでも他の仕事があるのですから。
要は社会の考えでは、対価に見合った賃金がちゃんと 介護職に支払われていると 言う事です。
何も介護職だけが低賃金じゃないです。低賃金の仕事はいっぱいあります。
介護職だけがストレスフルなんですかね?保育士もタクシー運転手も命に関わりますよ。大変な保護者や客多いでしょう?
たこいち
2015/5/11一つ下の匿名さんの言うとおりかもしれません。
低賃金の問題なら、高収入の仕事へ転職すればいいのだと思います。能力主義、実力主義の世の中ですから、能力が高ければ他の仕事がいくらでも見つかるでしょう。たこいち
2015/5/11とりあえず、金の分だけ働く。
それでいいじゃん。
嫌なら辞めればいい。
嫌なら金を出せばいい。たこいち
2015/5/11「実習先の施設の入浴介助で、私、キレました。
機械浴 いうて、ストレッチャーにおばあちゃん縛って寝かせたままお湯に浸ける・・・怖がって、おばあちゃん、首から上だけ出して、泣き叫んでるんですよ。こんなん、お金をいただいてするサービスやない、と」
上記は「つどいの場さくらちゃん」からの抜粋です。
ここに書かれた 理事長 丸尾多重子さんのような方が介護のプロであり高収入であってしかるべき人だと思います。実際は高収入ではないでしょうが、高収入に値すると思います。たこいち
2015/5/11高度な介護はあると思います。認知症介護で、バリデーションを積極的に取り入れている所は、より重篤な認知症患者の対応などをしているようです。
一時も目が離せなく、自傷や他傷行為もあり危険です。
こういった専門病棟もあり、看護師も介護士も居るようです。
対価としては、やはり特別のようです。
どこに行っても介護は同じという固定観念があると思いますが、より高度な介護の対応もある事を良く知った方が良いです。
なかなか、インテリジェンスを求めても良い返答があるかどうかは難しいようです。たこいち
2015/5/10>誰でもできる仕事内容(この場合、適性は除外視)
>であればあるほど賃金が低いと言うのが
>資本主義社会のお約束ですから。
つまり、介護に質など求めるのは、お門違いって事。たこいち
2015/5/10一般企業であれば職務における知識、技術、プロ意識が高いほど高収入になると思います。
人事考課による査定でも結構厳しいと思います。お客様に迷惑をかけるようなミスを出せば当然、減俸、降格もあります。例えば保険会社。お客様の書類のミスに気づかず計上してしまって後で担当の保険営業マンが気づいて処理しなおしになれば当然、査定評価でランク落ちします。書類を計上し忘れて無保険期間が発生すれば減俸、処罰対象です。
使えない社員は異動になります。
ホテル業界でもそうでしょう。お客のクレームが多い社員は査定で減点されるようですし。盆暮れ正月GWは稼ぎ時ですから週休2日制だから休みまーす、と休めるのは給料も低い契約社員かバイト、勤続年数20年以上の古参ぐらいでしょう。
そこそこの仕事でいい仕事なら高い給料である必要はないと思います。事務職やレストランコンビニ等のアルバイトと同じぐらいあれば十分ではないでしょうか。
その人でなければならない、その人でなければできない、そういう仕事をするようになったとき、はじめて評価されるのだと思います。
あちこち転職して長続きしない、腰掛みたいな働き方をしてきて、介護の世界に辿り着いた。でもここでも給料が低く職場環境が悪い。というような話を耳にすることがありますが、転職回数の多さは低収入につながります。
定収入の面だけをピックアップするのではなく、まず勤続年数から考えてみる必要もあると思います。
年齢が30代でも介護業界にくるまで転職は6回、全く違う業種をバラバラに勤めてきて、では介護に入ったからと言って前職を考慮されないでしょう。未経験からスタートなら30代だろうが40代だろうが高卒新卒と同程度の初任給からになっても仕方ないでしょうし。
介護の世界だけが格別定収入とは思えません。他にも低賃金の職業は沢山あるでしょう。
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