身内のことですが、不謹慎なことかもしれません。

私の祖父はがんで入院中です。
おそらくこのまま自宅に復帰することなどは難しいという状況です。

私自身、祖父には少しでも長生きしてほしいという思いはありますが、延命医療行為について、知り合いから聞いた心配な話があります。

医療費などは健康保険などが使えるため、今はそこまでの負担にならないということなんですが、一般的に死ぬ間際の延命治療では保険がきかないため、それだけで信じられないような高額な医療費の請求がくるかもしれないとのこと。

とはいえ、そういう状況では延命治療を施しても１時間～半日とか長らえるだけ。その延命治療が有るだけでかかる医療費が相当変わってくるというのです。

誤解を恐れずに言えば、１時間～半日の延命をしたところで何が変わるのでしょうか！？

私は、「人の命が掛かっているのに医療費を高額請求されるなんて！」という話をしたいのではありません。

延命をすることによって、「家族は一生懸命祖父の回復を願っているんだ」と思い込むことは私たちのエゴかもしれないわけですし、逆に延命治療をしなかった場合には、家族が背徳感に苛まれないのか？

「延命治療について本人はどうしたいのか？」それを本人に聞くことも酷な事ではないのかな、とやや複雑な心境です。

そもそも家族で延命治療をしないということを選択することはできるのでしょうか？

我が家では亡父の入院中（末期ガン、認知症あり）、延命治療の有無を医師に説明され、本人の以前からの希望通りしませんでした。（医師もすすめなかった）今も後悔はしてません。私自身も延命治療は望みません。（というか既に脳死での臓器提供を希望）

ボランティアで月１、2回胃漏でほとんど眠ってばかりの要介護者様の見守りに行っています。ご家族様がいろいろ用事をされる間の数時間、見守りをするのですが、まだまだ呼吸もしっかりしていらっしゃるし、感情もしっかり伝わってくる方です。天命をまっとうする。。自分のご意思で呼吸ができ、感受性のある間は、それでもご自身が生きる希望をうしなっていらっしゃらない証拠だと思います。
祖母は施設でほんとに電池が切れるように一人っきりで行ってしまいましたが、なるべくお一人で行かれるのは避けてあげてください。

延命治療を本人に聞くのは酷なことではないと思いますよ。自分の最後の選択ができるチャンスではないでしょうか？

また、金銭的な問題と言う現実もありますので、一度ご本人と話してみては？と思います。その際、自分の気持ちを伝えられるという機会でもあるのですから。

私の場合、親が倒れてこん睡状態で病院に運ばれて、その際、すぐに延命治療をするか聞かれました。冷静に判断できる時間はないです、また本人の確認もできません。

実際、迷いました、回復したとして、一生寝たきり、もしくは植物人間だと言われましたので...

延命治療を望んでも、望まなくても、どちらを選んでも選んだ時点で、後悔はしますよ。

どちらが、後になって耐えられるかを考えると良いと思います。その時が来る前に、話し合えることは幸せなことだと思います。

実際は、話もできず、混乱し後悔し...なんてことは沢山ありますので。

ご自分の人生を生きる事を考えれば、同意書を取っておいても良いと思います。

NHKあさいちで延命治療についての放送を聞きました。
難しい話題です。とても良い理想的な家族のドキュメンタリーを混ぜながら、どうあれば良いかということを
考えさせられました。
終末期に入ったという判断を告知してくれるお医者様にめぐり会えるか、家族がブレないよう話合いをしておく、90歳の母を抱えているので今後の課題が少し見えてきました。

介護する側の自己満足にならないよう、彼女の人生にとってベストとはという視点を視野にいれてその時を迎える準備をしましょう。
まだまだ先だとは思っていますが。

67歳で90歳の母の介護をしています。

同年代の人から聞いたことなのですが、92歳のお母様が亡くなったときのことです。妹さんが面倒を見ていたのですが、頭のほうはしっかりしていたお母様は容態が悪くなったとき、食事も拒否したので、延命をしない会のお医者さまに往診していただいたそうです。

注射をしようとすると手で払いのける仕草をするので〝おばあちゃんいやなの？じゃあ、やめようね〟点滴も同様だったので結局、何もせずにかえられたそうです。

その夜なのか2，3日後なのか不明ですが、妹さんが夜中にふと、お母さんの手を握っていたところ、コトンと息を引き取ったそうです。それこそコトンという表現がぴったりという感じで。

しばらくは何もして上げなかったという自責の念にとらわれたそうですが、半年経った今では〝母は寿命を使い切った、幸せな一生だった、よかったね〟と姉妹で話しているそうです。

延命治療については家の母も認知症になるずいぶん前に（しないで下さい）ということを書いていますが、まだまだ家族が勉強しなくては…と思います。

〝寿命を使い切る〟とても印象に残ったお話でした。

今後、生きて行く人に金と労力をかけるのが生物としての使命であります。

消え行く命に延命治療の労力をかけることは「老人虐待」、「自然法則への反逆」であります。家族で話し合って「延命中止」をし、そのエネルギーを子供や孫に注いであげてください。

そうすれば、ワイドショー的な「罪の意識」はないでしょう。生物の定めです。

ご本人が意思疎通もできず、ご自身が動けない状態ならいくら延命したとしても何も変わらないと思います。むしろご本人にとっては苦痛を与えることと思います。

延命はご本人の為ではなく周りの人や、ご家族の為にするものであると思います。特養で勤務している関係で死に近い方のケアをさせていただいて死に直面する場面もありますが、ご高齢であるとなおさら死は安らぎなのだろうと思うのです。

死が来るまでもう充分がんばってこられました。やっと苦痛から解放されるんです。それを何故、無理に引き伸ばそうとするのでしょうか。一日、半日、例え数年生きれたとしてご本人が幸せと何故思えるのでしょうか。

ご本人がどういう状態で生かされるかご存じないからでしょうか。延命治療をしなかったら背徳感に苛まれる？それはご本人と関われる間に充分な関わりを持たなかったからではないでしょうか？

もう時間の問題と言われる方が何日も生きておられたり、様子がおかしいと思ったらすぐに亡くなられる方もおられます。死ぬ時はその人がある程度思うように亡くなるのではないかと思うのです。

家族や会っておかなければいけない人には必ず会ってから、会わなくてもよい、会わない方がよいと思われたら会わずに亡くなられる。そのようなはからいがあると思えてなりません。

ご家族には延命治療の前にいつ亡くなっても悔いのない関わりをしていただきたいと思います。その関わりがなかったが為の贖罪のような延命行為ならすべきではないと思います。

患者とその家族という簡単な問題でもないようです。

私の友人で、親の延命治療のために自宅を売って医療費に充てた方がいるのですが、その後の苦労も大きく、残された家族が大変な思いをしています。

病院もそういう危うい判断をしてしまう人がいるのを解っていながら、延命治療の問題についてなかなか動こうとしなかったのは、法律が絡んでくる部分、いわゆる政治家と医師会の癒着があるためでしょうね。

「あなたには選択する権利がある」といいながら、弱い立場からお金を搾取する構図ができあがります。パチンコやコンプガチャにも通ずる「貧困ビジネス」というのは言いすぎですかね。

正しい知識を持たないと身を滅ぼすような怖いことでもあります。

延命治療で高額になる・・・保険がきかず100％自己負担になります。
実際、私も両親が亡くなった時、高額請求になりました。

本人に確認ができない場合、延命の判断は親族に委ねられます。
こればかりは家族で話し合いをして、延命治療をしないと主治医に伝えて同意書を作るのが良いかなと思います。

施設で看取り介護をするところや、病院などでも「急変時の延命治療を行わない」とゆう同意書を交わすことがあります。

ただ、一度交わしてしまうと、「やっぱり・・・もう少し」と言っても覆せない場合もあるので注意が必要です。

・・・私は、母の時延命治療をしないでと言われたのにもかかわらず、残された姉や妹に母が死ぬのだと認識させるために・・・母との約束を破、そのせいで、死ぬ寸前の苦痛を３日間させてしまいました。
私のエゴで「早く殺して」とまで言わせたのです。　１５年たった今でも後悔しています。

意識がしっかりしているならば、本人の希望は確認し、尊重する方がすっきりしますよ。