高齢になりどんどんと歯が折れたり抜けたりして行った父、認知症になり自分で磨けなくなってからはできるだけ嗜好をためないようにと歯磨きをしっかりしてきました。

2種類の歯ブラシと専用の歯磨き粉などを準備していますが、病院に入院している時も施設にお世話になっている時も満足に歯磨きをしてもらえていないようです。

口腔ケアに力を入れているところもあると思いますが、一般的には入居者の歯磨きは二の次になってしまうのでしょうか？

食事・排泄・入浴に追われ、常に職員不足の現状では後回しになります。そのうち施設に入れてもらってるだけで御の字という時代が来ます。

ほんとに安心して施設に預けられない現実がありありと見えますね。国や自治体等はこういった現実を直視して、人手不足の解消と人材育成など、利用者の健康維持のための最低限のサービスの質が死守できるだけの対策を講じてほしいです。

私の特養では熟練のスタッフさんは口腔ケアが上手です。わたしは新人スタッフですが口腔ケアの大切さや基本の大切さを何度も言われます。けれど、新人の私は技術が追いつかず、歯磨きを嫌がる利用者さんのケアを充分にしてあげることが難しいと痛感いたしております。嫌がらない利用者さんのケアであれば、しているこちらも気持ちよくなる介護なので軽んじられている事はないと思います。
けれど、様々な介助で時間との戦いを言い訳にしてしまうことは申し訳ないなと思う気持ちもあります。

自分のいた特養のユニットを例に挙げると
一ユニットに８～１０名の入居者がいました。
夜勤者が朝７時までいて（てんてこ舞いの日はサービス残業で時間延長の日もあります）早番が７時に来ます。
通常は中番が１０時に出勤してくるまでの間に早番が一人で
朝食の介助をする。
全員が食べ終えた食器の片付けをする。
認知症の薬を一人一人に声を掛けて服用させる（なかなか飲まない・飲み込めない人には側について飲むまで促す）。
その後はトイレの介助や歯磨き。トイレや洗面所の掃除。
これが早番の日課で一人ではとても歯磨きまで担当する事は出来ません。
人手が足りないのは施設の諸事情によると思われ
極端な人手不足は所詮無理があるというものですが……
人が足りていれば足りているでまだ入社して月足らずの仕事に慣れない新人を安易に首切りもしたりする施設のやり方も残酷なものです。

決して手抜きをされていないと信じたいですが、現実は職員はてんてこ舞いの忙しさです。十分にできないことも多いかもしれません。口腔ケアがしっかりできているかどうかはその後の健康維持に大いに関係してきますから、あまりやってはいけないかもしれませんが、ご家族が安全確保ができ十分なスキルをおもちであれば面会に行ったときなどに補助的に磨き直し等をしてもいいかもです。その分、職員からあてにされてしまうのも問題かもですが。職員がしっかりケアしてくださるのが一番なのですがね。

決して軽んじておりませんよ。むしろ重点項目です。口腔ケアは口腔内の菌繁殖を抑えるだけでなく、誤嚥予防の基本。ただ入居者様の歯の状態とADLに沿った個別の介護計画に基づき、施行します。すべてに歯みがきが有効なわけではありません。スポンジやガーゼで拭き取る方もいらっしゃいます。

そうなんですね、、、やはりあまり頼りすぎても駄目ですね、マメに通います。

沢山の人が対象になるので一人だけに関わってはいられないのが現実だと思います。
施設でもそうです。
自分で満足に磨けないとか他人が手伝う事を嫌がれば人も足りていないのでそれ以上は関われないものです。

最近は訪問歯科なども普及しており、在宅や介護施設や高齢者住宅や病棟などにも訪問して口腔内の洗浄や簡易的な治療も行っているようです。

そんな感じですね。
見てると職員は入居者の歯磨きを「うながす」だけのようです。人手が足りないから仕方ないんでしょうね。