施設の紹介文を読んでいると「その人らしさ」を大切にしているというところが多いですが、その人らしさって何でしょうか?
生活のリズムを変えない、ちょっとしたわがままと思えるようなことも容認するということでしょうか?共同生活の中で難しくないのでしょうか?
みんなのコメント
0件たこいち
2016/11/3行政はノーマライゼーションの思想を背景として、その人らしさの為の在宅復帰、在宅復帰を促進する為の、施設への加算という名の締め付け、をしています。つまり、在宅復帰を目指している施設はその人らしくある為のケアをしている事になる。
行政が促進している日常生活に基づいた「その人らしさ」も大事だとは思うけど、ILやエンパワーメント等の関係性に基づいた「その人らしさ」は在宅生活が困難な高齢者にとっては一番大事だと思います。ただ行政は、後者を置き去りにしている様に思えてならないです。
詳しくは
ノーマライゼーションへの道程(5)障害者の自立生活
を参照してみてください。検索すれば見れますよ。たこいち
2016/10/17福祉の分野でその人らしさとはIL運動、エンパワーメントが起源とされています。それを参考に考察すると、その人らしくらしさとは関係性の在り方です。つまり、関係性によってご利用者に内在する可能性を信じ働きかける事で活発にしていく事です。ただ、謳い文句にしているだけで分かっていない施設も多いのでご注意下さい。
たこいち
2015/12/3端的に、「その人らしさ」や「自分らしく」というのは、自分自身の想いを叶えるニーズ(要望)に他なりません。
たこいち
2015/12/3「その人らしく」なんて分からないと思います。
これ「自分らしく」に置き換えてみたら良いと思うんですよ。
自分らしくって何だろうって思いませんか?
自分らしく生きる、自分らしく働く、自分らしく。
でもその前に、本当の自分って何だろう?
なんかこの「自分らしく」とか「本当の自分」って言葉に私たちは随分、踊らされてきた気がします。
「本当の自分」探しより、今いる自分のいる集団の中で、ちょっと幸せだねって思えることを少しずつ増やしてゆく、笑顔でいられることを作る、その方が建設的なんじゃないかと思えるんですよ。
楽しいことを増やしてゆけたらそれでいいんじゃないですかね。たこいち
2015/12/2そうですよね。それ以外にも「ご高齢者にできるだけ家族に近いケアーを提供したい」とか「本施設の職員は疑似家族」とか「家庭的なやすらぎ、暖かさを感じていただくこと」とか施設によって色々ありますよね。
でも謳い文句はお飾りですから。
そこに拘ってしまうと利用者もその家族も職員も互いを非難するばかりになってしまうと思うので、割り切って「施設における最大の利点は独居による孤独死、遺体発見までに1週間以上放置ということはない」と考えることだと思います。
お風呂ひとつとってみてもそうですよね?
例えば毎日お風呂に入って、三食食べて、寝る前は読書をして日記をつける、朝起きれば、身支度を整えて、学校に行く、長じては仕事に行く、休みの日には散歩も楽しむ。美術館や博物館巡りもする。それを習慣づけてきた、その生活習慣がその人を形作るわけですよね。
家族のみならず近所の人達も「あの人は博学博士みたいな人だ。聞くと本当になんでも知っているよ。ああ、大学の先生なんだって。なるほどなあ」と話していた。
そんな人が訳あって特養に入所した。
毎日お風呂は不可能になり、好きな読書も読みたいときに読みたいと思った本をすぐに本屋に行って買うこともできない。なにしろ一人で出歩けない。
色んなことが出来なくなって、楽しみも無くなり、衰え方も急速で、認知症も進行してゆき、もはやかつての面影は姿かたちだけ。
となったとしましょう。
それを施設に入ったが故と、言ってしまっては施設の方が気の毒でしょう。
家に居たって、ダメなときはダメなんです。
老いてゆくこと、認知症になれば「かつてのその人らしさ」は失われてゆくもの。ただ、その速度を出来うる限りゆっくりさせることができたら、儲けもの。そんなもんじゃないですかね。
CHINO
2015/12/2認知症対応のグループホームに勤めています。
「その人らしさ」とは何か。本当に考え込んでしまいます。
自分の勤める施設も「その人らしさ」を謳っているのでなおさらです。
認知症者の場合、性格が激変してしまっている人もいるし、認知症の進行で入所前の生活がまったくできない人もいます。
そんな中「その人らしさ」なんて、すぐには判りません。
だから、私は日々穏やかに、痛みや辛さがなくべる無い様に、そして笑いがあればいいと思っています。
多少の不穏は気にしていません。
感情を動かす事も大切な事と思うので・・・。
以前、入居者の居室の片づけをしていて、認知症初期の頃に書いた日記を発見。ご家族の許可を得て読んだ事があります。
そこにあった○○さんは、自分が見て「こういう人」と思っていた○○さんとは別人でした。
でも、過去の○○さんにあった(私の独断ですが)話しかけ方では、今の○○さんにはダメでした。
それ以来、過去を知る事は大切、でも、今のその人が穏やかに暮らせる様に接した方がいいのかも・・・と思っています。猫好き
2015/12/2施設でのその人らしさの尊重は、大切なテーマです。
生活のリズムを保っていくのも大切です。が、他の利用者の迷惑行為を良しとするわけでないです。
社会性やルールを大事にしていただくのも、介護職員のしごとの内かと思います。
またその人らしさに、24シートで表現できるような規則性は、ないかと思います。
例えば、何度も、ナースコールする方がいたら、なんどでもただトイレにつれて行くのでなくて、「どうしたの?」と何度でも尋ねたり、気分転換したりなど、
利用者のその時の気持ちに、丁寧に応えて行くことも、その人らしさの尊重と言うことかと、思います。たこいち
2015/12/2介護職員でも思いますよ。
職員が勝手に「この人はこうだから!これがこの人らしいから!」なんて決めつけるのは、考えてみるとおかしな事。施設に入居してからのその人しか知らないのに、後は家族とかからの情報だけで「その人らしく」なんで決められないはず。
あえて答えを知っているとしたら本人だけでしょう。
なので「その人らしく」なんて曖昧な美辞麗句を使うのではなく、「その人の意思や思いを知り、読み取って、スタッフ達で一生懸命どんなケアが適切か日々考え、実行していきます」とでもした方が良いような気がしますね。それが本当に出来るなら、ですけど。
施設の理念なんて、(実際に現場でどんなケアをしていようと)どこも立派な事を言っているので、正直施設探しの際に当てにはなりません。
現場で働くスタッフがどんな表情で働いているのか、を見た方が良いでしょうね。あすかダーリン
2015/12/2わがままと、その人らしくは違うと思いますよ。私たちだって思い通りに生きている部分と我慢する部分があります。高齢者が生かされていると思うのではなく、自らの意思で生きていると自他共に思える施設と考えたらどうでしょう?我慢するときも納得して我慢するならその人らしく我慢してるといえないでしょうか?
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