先日母とデイサービスの見学に行きました。

途中レクリエーションも始まり、内容を少し見せていただいたのですが、スタッフ一人で20人ばかりの利用者のレクリエーションをしていらっしゃいました。

これは普通ですか？

20人ばかりいたらもう少しスタッフがいてもいいのになというのが私の正直な感想です。

何かあった時に対処もしにくいでしょうし、車椅子の方や補助がいる方もいらっしゃったので、、、。

体制の決まりなどはないのでしょうか？

確かに現実を見ると、いろいろな障害を持っている利用者に対してのサービスは行き届いていないというのが実際のところです。国はあるいは市町村はどう考えているのでしょうか? 介護士1人で10名の利用者を見ると言うのは至難の業です。しかし現実をもとに市町村がサービスの充実のために、人員規定を利用者5名に介護職員1人とかにすると事業者の方が経営できなくなります。行政側からの介護報酬はそれほど増やせませんし、介護保険の収入も期待できません。しかし現場の介護士は満身創痍、職場離れも非常に多い状態です。ハードな業務に加えてお給料は安いときてはこの職業に誇りを持って取り組む気持ちにもなれないでしょう。よって介護職員の質も低下し、虐待も起こってくるのは当然です。安定した経営ができ、本当の意味での利用者が幸せと思える介護ができることが理想なのですが、現場は非常に難しい状態です。

私の職場は20
人の定員で看護師1 指導員1 介護職2名ですが、いいのでしょうか?

人員基準を満たしていないと法に触れますから、まともなデイサービスであればあまり気にすることはないです。
ただ、見学や説明の時に相談員さんや看護職員さん、介護職員さん、機能訓練指導員さんなど何人いて、曜日によってスタッフが入れ変わるのかなども確認するとよいのではないでしょうか。

下記の方がおっしゃるようにもちろん基準はあります。ただ、たまたま複数の排泄介助にスタッフが取られるタイミングがあり、レクのスタッフが少なかったということはあり得ます。でも多分、そんな雰囲気ではなかったんでしょうね。
我がデイのレクは20名程度なら4人配置です。ですが、トラブルがあったら十分な人員の確保はできていないのかなぁと考えさせられました。

決まりがあると知りホッとしました。
いくつか回ってみてから決めようと思います。
ありがとうございます。

どんな施設にも基準はあります。
通所介護（デイサービス）は人員基準（スタッフの配置基準）が定められており、必要とされるスタッフを雇用し利用者の有無にかかわらず、必ず所定の人数のスタッフを配置しなければいけません。

提供時間数に応じた配置
サービス利用者１５人までの場合
提供時間数（平均提供時間数）を５時間とした場合、介護職員の勤務延時間数を、提供時間数である５時間で除して得た数が、１以上になるようにします。
この場合、５時間勤務の介護職員を１名配置すればよいことになります。

利用者１６人以上の場合
介護職員の勤務延時間数を、下記の計算式による数以上になるようにします。
１６人以上の場合の計算式 ： 確保すべき勤務延時間数 ⇒（ （利用者数－１５）÷５＋１）×平均提供時間数

例

利用定員が１５人まで＝１名以上
１６人から２０人まで＝２名以上
２１人から２５人まで＝３名以上
２６人から３０人まで＝４名以上

デイサービスの人員配置（利用定員１０人超）
１．管理者　１名（常勤＝資格は必要ではない）
２．生活相談員　　１名以上（社会福祉士 精神保健福祉士　など）
３．看護職員　　　１名以上 （看護士／准看護士）
４．介護職員　　　１名以上
５．機能訓練指導員　１名以上（理学療法士／作業療法士／言語聴覚士／看護士／准看護士／柔道整復士／あん摩マッサージ指圧師）
６．生活相談員又は介護職員のうち、１名以上は常勤の職員を配置する


小規模デイサービス（利用定員１０人以下）
１．管理者　　　　１名（常勤＝資格は必要ではない）
２．生活相談員　　１名以上 （社会福祉士 精神保健福祉士　など）
３．看護職員、又は、介護職員　１名以上
４．機能訓練指導員　１名以上（理学療法士／作業療法士／言語聴覚士／看護士／准看護士／柔道整復士／あん摩マッサージ指圧師）
5．生活相談員、介護職員又は看護職員のうち、１名以上を常勤

生活相談員のローカル・ルール
大阪府＝介護福祉士
兵庫県＝介護福祉士／介護支援専門員／在宅介護支援センター又は地域包括支援センターで高齢者の相談業務に２年以上従事したことのある者／中央福祉学院が実施する施設長研修修了者

指定機関により人員基準の取り扱いが異なる場合がありますので注意が必要です。